モダンクラシック・カーのある生活にアテンドします。
CRANK TOKYOで出会ったオーナー様とその車についてご紹介をさせて頂きます。本シリーズの第11回目は、ご自身でブランド「HEIGO」を経営されている佐藤さんと、シルバーのツートーンがシックな1995年式のMercedesBenz E320Wagonのご紹介です。
現在は国産漆器や畳をメインに、日本の伝統的工芸品や和の住空間などを取り扱う会社を経営されている佐藤さん。ユーノス・ロードスターに感銘を受け最初に勤められた会社は自動車メーカーだったそうです。過去に代車として触れる機会があったことや、勤めていた自動車メーカーで、新車開発のために124型のメルセデスベンツを研究していたことから、この年代のベンツは気になっていたとのこと。
以前からCRANK TOKYOのインスタグラムをご覧頂いていたようで、この度ご縁がありS124をご納車させて頂きました。
シトロエンやアルファロメオなど、フランス車やイタリア車を乗り継いで来られた佐藤さんにとって、ドイツ車はこのS124が初めてであり、セカンドハンドの車を購入されたのも人生で初めてだそう。普段の足としてはもちろん、お仕事で荷物を運んだりと日常使い頂くようです。
冒頭でもご紹介した通り、佐藤さんは「HEIGO」というブランドをご自身で経営されており、伝統的な日本の工芸品や和の空間など“日常的に、そして長く使える本物を届ける”を理念とされています。「愛情を持ってものを大切にする心、直して長く愛用するという精神、そのような日本人の良き伝統的な価値観を生活の様々なシーンで再認識できるホンモノとサービスを、漆や畳を通して届けていきたいと考えています。」と、お話いただきました。
Mercedes Benz S124は長いヨーロッパの自動車文化の積み重ねが産んだ結晶であり、間違いなく本物の“メルセデスベンツ”だと考えております。歴代のオーナー達が生産から30年近く大切に乗り継いできた車両を、佐藤さんのような車の真の価値を汲んで下さる方に引き継ぐことができ、私たちとしても嬉しい限りです。免許を取得された息子様をはじめ、ご家族皆様でこの時代のメルセデスベンツの上質な感覚を楽しんで頂ければ幸いです。
この度はCRANK TOKYOにてお車のご紹介をさせて頂きありがとうございました。今後もカーライフのサポートをさせて頂ければと存じます。
これからも、車と人のお話を掲載して行く予定です。次回もお楽しみに。