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この人にこの車 vol.16『FIAT850 Special 1971』

2022年11月19日

CrankTokyoで出会った車とそのオーナー様についてご紹介をさせて頂きます。本シリーズの第16回目は、有限会社ルフトツーク代表の遠藤豊さんと、1971年式のFIAT850 Specialのご紹介です。

元々はダンサーをされていたという経歴から、現在は舞台芸術をはじめとしたディレクションのお仕事をされている遠藤さん。納車当日もテクニカルディレクターとして携わる舞台の真っ只中。舞台だけでなく、美術館での展覧会や企業のイベントブースのディレクション、アイデアに対する技術的な部分のサポートやキャスティングなど、お仕事は多岐に渡ります。

車好きは昔からですかと伺うと「昔は車を移動手段として見ていたんです」と遠藤さん。現在はライトブルーのVOLVO 240も所有されている遠藤さんですが、車が気になるようになったのは、カーデザイナーをされているご友人の影響なのだとか。Crankを知ったのは、そんなご友人の皆さんに誘われてオートモビルカウンシルというイベントに出向いたことがきっかけだったそう。その後ホームページに掲載されていた850にお問い合わせをいただいたのが始まりでした。

舞台の公演などで日本全国だけでなく、世界を飛び回る遠藤さん。イタリア出張の際に見たfiat 128 familiareに惹かれ、その印象が記憶に残っていたのだそう。海外出張の際の移動はほぼレンタカーだそうですが、やはりヨーロッパでの運転はほとんどがマニュアルなのだとか。普段から運転の機会が多い分、日本にいる時は毎日車移動。850に乗る機会もたくさんできそうです。

荷物がたくさん積めるため当時は「家族で旅行ができる車」と謳われていたという850。リアエンジンのため、フロントに設けられたトランクには「思ったより広い!」と誰もが驚きます。荷物はトランクだけでなく、リアパーセルシェルフにもキャリーケースが乗るほど。取材当日も次の移動のためのスーツケースとバッグをお持ちでしたが、どちらもトランクにすっぽり。小さいのに思ったより荷物が乗るというのもこの車の素敵な特徴なのです。

長い期間、自宅を不在にすることも多い遠藤さんですが、不在の間は車好きのご友人の皆さんが850を維持してくださるとの心強いお言葉が。crankもその中のひとりとして、これからもサポートをさせていただきます。

この度はCrankTokyoにてお車のご紹介をさせて頂きありがとうございました。今後もカーライフのサポートをさせて頂ければ幸いです。

これからも、車と人のお話を掲載して行く予定です。次回もお楽しみに。