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この人にこの車 vol. 26『Porsche 911 Carrera Coupe 3.2 1987』

2023年5月9日

CrankTokyoで出会った車とそのオーナー様についてご紹介をさせて頂きます。本シリーズの第25回目は、株式会社ハルタ代表の徳武睦裕さんと、1987年式のPorsche 911 Carrera Coupe 3.2のご紹介です。

北欧ヴィンテージ家具や雑貨の販売事業を行う「株式会社ハルタ」代表である徳武さん。ヴィンテージ家具を取り扱っていることもあり、やはり新しい物よりも古いものに魅力を感じるのだとか。メカニックなど深い部分はあまり詳しくないと話す徳武さんですが、車のデザイン的な要素に惹かれ、ゴルフ2カブリオやビートルなど、クラシックでデザインの良いクルマに複数乗られています。ただコレクションするのではなく、基本的にすべてきちんと定期的に乗り、楽しみながら維持されています。

ポルシェに関心を持ったきっかけは、世界一のポルシェコレクターとの出会いでした。奥様がミュンヘンでレストランをされており、そのお客様のひとりにコレクターがいらっしゃるのだとか。トレード回数は6000回以上、所有台数はなんと約800台というスーパーコレクターからのお話を聞いて、頭の片隅にはずっとポルシェがあったのだそう。

シルバーかガンメタ、ネイビーでなにかいい車があればと考えていたという徳武さん。Crankのinstagramをチェックしている中で、たまたまこの911 Carrera Coupe 3.2が投稿に上がりました。その時は特にポルシェに絞って探していたわけではありませんでしたが、「ポルシェの価値は下がらないだろう」という考えもありご購入に至りました。

株式会社ハルタが本社を構えるのは、長野県軽井沢町。ドライブインとして使われ、その後は20年放置されていたという建物をリノベーションしており、現在は飲食などいくつかのテナントも並びます。450度のピザ窯で焼き上げた美味しいピザ、焼き菓子などが楽しめたり、2階の大きな空間には北欧の家具たちがずらりと並びます。

建物の中は熱交換気というドイツの仕組みを取り入れ、24時間空気を循環。さらに断熱やトリプルサッシを取り入れることで、どこにいても20度前後の室温になっており、廊下など日本の家だと冷えやすい空間でも快適な温度が保たれています。現在は隣にホテルも建設中で、後ろの森にはサウナもできる予定なのだとか。将来的にはこのホテルに宿泊したお客様向けに、ポルシェのレンタカーをしたいとお話しくださいました。ポルシェから始まるこれからの展開を、私たちもとても楽しみにしています。

この度はCrankTokyoにてお車のご紹介をさせて頂きありがとうございました。今後もカーライフのサポートをさせて頂ければ幸いです。これからも、車と人のお話を掲載して行く予定です。次回もお楽しみに。