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この人にこの車 vol.9 『Porsche 914 2.0 1973』

2022年8月15日

CrankTokyoで出会った車とそのオーナー様についてご紹介をさせて頂きます。本シリーズの第9回目は、ヘアサロンオーナーであり美容師の岡崎和敏さんと、フェニックスレッドのボディが美しい1973年式のPorsche 914 2.0のご紹介です。

原宿や表参道など都内の最前線で活躍し、31歳の時に独立。現在も表参道にヘアサロンを構え、美容師をされている岡崎さん。九州出身でわんぱくな子供時代を過ごし、クルマもスピードが出るものが好きだったそうです。上京したてのころ、お給料も少なく厳しい中、クルマを買うことを目標のひとつとして日々お仕事を頑張っておられました。

岡崎さんが初めて購入した車はフォルクスワーゲンのゴルフ2 GTI。ドイツ車のフィーリングが好きだと語る岡崎さんは、その後もゲレンデ230GEや、ポルシェ911T、964、ベンツAMG、BMWやAudiを乗り継いできました。ハワイにお店を構えていた頃は、初代カイエンや、メルセデスベンツGL、GLKにも乗っていたそう。アストンマーチンやminiクーパーにも乗りましたが、岡崎さんにはやはり、ドイツ車のフィーリングが合っていたようです。

スーパーカーブーム世代で、スポーツカーやリトラクタブルライトに憧れがあった岡崎さん。還暦を迎え、「最後のマニュアル車を」と、スポーツカーの乗り味を感じられるクルマを求めていました。以前乗っていたナローの面白さも忘れられない中、ハイスペックでなくても楽しめるクルマとしてちょうど良いと感じたのがこの914でした。

「この時代の車は面倒なことや不便なこともあるけれど、そこが楽しいんです。」とお話下さった岡崎さん。パワーはナローほどではないけれど、走りはポルシェのフィーリング。914のそんなところが、ゆったりと走りたい岡崎さんにぴったりでした。

この度はCrankTokyoにてお車のご紹介をさせて頂きありがとうございました。今後もカーライフのサポートをさせて頂ければ幸いです。

これからも、車と人のお話を掲載して行く予定です。次回もお楽しみに。