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CRANKパートナー紹介 Vol.1

2022年5月28日

大切なクルマになにかがあったとき、頼れる職人さんがいると安心ですよね。仕事への想いや人柄を知れば、もっと身近に感じられるはず。本シリーズでは、CRANKがお付き合いをしている整備工場や職人さんをご紹介します。

本シリーズの第1回目は、茨城県取手市にある板金塗装工場「ガレージ・タカギ株式会社」の高木克之さんと、田巻雅夫さんにお話を伺います。

茨城県の長閑な水田が広がる一角。ガレージ・タカギの工場には911をはじめ、ポルシェの車両が並びます。ポルシェは手間も時間もかかるため、受け入れを断る工場も多いそう。そんな車両たちが高木さんの工場を求めてやってくるようです。

オートモビルカウンシルでお披露目となったPorsche 911 Trail

20代の頃から板金塗装の仕事を続けている高木さんと田巻さんは、前職で10年以上一緒に働く同僚でした。高木さんが塗装を、そして田巻さんが板金を担当していましたが、社長が高齢で引退することになり、「道具は持っていっていいから別の場所で仕事を始めても構わない」と告げられたそう。本当はどこか別の場所に勤めようと考えていた高木さんですが、田巻さんに「一緒にやろう」と声をかけられたことで、独立を決めたとのこと。

たくさんの塗料が並ぶ

終始親切に工場の案内や設備の説明をしてくださった高木さんと田巻さん。お二人からは、親友のような、家族のような、あうんの呼吸が感じられます。

一番大変な仕事は?と聞くと、「やっぱりナローかなぁ」と話す高木さん。しっかり作ってあるため調整がきかず、またひとつひとつの部品も重いため、車両の組み上げも一苦労。ボディの形状も特徴的で塗装も難しいため、想像の倍の時間がかかることもあるそう。

塗装の肌や建て付け、細かい部分から分かる仕事のクオリティ。「いつも自分の仕事が一番と思って仕事をしている」と話す高木さんの表情からは、静かな信念のようなものを感じました。

次回は同じ茨城県に工場を構える「株式会社4REAL」の三須一志さんにお話を伺います。お楽しみに。