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CRANKでは毎月店内BGMを西麻布にお店を構えるQWANG(クワン)のオーナ・バーテンダー長谷川さんに選曲いただいてます。店内では、「今月の3枚」というコンセプトで毎月ご紹介いたしております。 名プロデューサー、フィル・スペクターによって作られた1963年にリリースされたクリスマス・ ソングの企画アルバムです。当時フィルのレコード・レーベル「フィレス・レコーズ」に所属して いた4組のアーティストがクリスマスの名曲をカヴァーしています。世界中に無数のクリスマス・ アルバムがありますが発売から60年近く経ってもなお、これ以上クリスマスの気分を盛り上げて くれる音楽を僕は知りません。言わずと知れた名曲名演ぞろいですが、中でもフィルとエリー・グ リーンウィッチ、ジェフ・バーリィ作の11「Christmas(Baby Please Come Home)」ではダーレン・ ラヴのヴォーカルが素晴らしいです。このアルバムがリリースされた1963年11月22日は奇しくも ジョン・F・ケネディが暗殺された日で、アメリカはとてもクリスマスを祝う気分ではありません でしたが、その後レーベルを何度も変えリリースされ続けている名盤中の名盤です。 イギリスのロックバンド、ザ・ポーグスが1988年にリリースした3rdアルバムです。アイルランド 人の両親を持つヴォーカルのシェイン・マガウアンを中心にアイルランドにルーツを持つメン バーで82年にロンドンで結成され、ケルト民謡やアイリッシュ・トラッド、パンク・ロックを合 わせた「ケルティック・パンク」と呼ばれた無二の音楽で80年代を駆け抜けたザ・ポーグス。最 近の事情はわかりませんが長年に渡って多くのイギリス人が好きなクリスマス・ソングは、ワム の「ラスト・クリスマス」でもジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス(ウォー・イズ・オー ヴァー)」でもなくザ・ポーグスとカースティ・マッコールが歌う4「Fairlytale Of New York」 だそうです。アイルランドから夢を抱いて移民としてニュー・ヨークへやって来た夫婦の挫折と希 望、憎しみと愛、そして故郷アイルランドへの郷愁が描かれたこの歌の歌詩は毎年のようにイギリ スではラジオで流す事が問題とされるのですが、この美しいメロディに描かれた詩はやはりシェ インらしいクリスマスへの賛歌だと思いますし、この季節にはどうしても欠かせない1曲です。他 の曲達も海を渡ったアイリッシュの先人達が、行き着いた先での生き様を描いているかのような 歌がならびますが、とにかく聴くたびに踊り出したくなるような最高な1枚です。 今更クリスマス・アルバムの新譜が出てもそれ程興味は湧かないのですが、ノラ・ジョーンズが リリースしたのであれば話は別です。2021年10月にリリースされた最新作は定番のクリスマス・ ソングが7曲、ノラの自作曲が6曲の全13曲のクリスマス・アルバムです。彼女のピアノも歌も小 編成のバンドのアレンジもとっても良いです。ずっとそばに置いておきたい1枚になりました。
植物本来の姿にとらわれることなく自分の好きな形に刈り込んで仕立てることを「トピアリー」と言います。その中でもこの「スタンダード仕立て」は最も一般的な仕立て方。真っ直ぐな一本の幹の上に雨傘を開いたように葉を刈り込みます。ヨーロッパの街ではよく見かけるこの仕立て方。刈り込むのが面倒と思われるかもしれませんが、丸くイメージして飛び出た葉を剪定すると何故か気持ちがスッキリするんですよね。剪定の時は無心になりますし、この心境、盆栽にも通ずる部分があるのかもしれません。清潔感もあるし、なんとも言っても縁起が良さそうですよね、”まる”。手間がかかりますが、その分愛情も湧いてきます。モダンクラシック・カーとどこか似ているこのスタンダード仕立てです。 本日、福岡の植物生産者「両筑植物センター」から新たなスタンダード仕立てのレボリューション・ゴールドやスノーインホワイトなどのメラレウカやバンクシアなどのオージー・プランツ達がやってまいりました! 丁寧な梱包は勿論、その元気な植物達を見れば大切に愛情をかけて育てられてきたことが一目でわかります。 育て方など気をつけていただきたいことを口頭でお伝えしたいので店頭のみの販売となります。 是非、お店でご覧になってください。可愛いですよ!
CRANKでは毎月店内BGMを西麻布にお店を構えるQWANG(クワン)のオーナ・バーテンダー長谷川さんに選曲いただいてます。店内では、「今月の3枚」というコンセプトで毎月ご紹介いたしております。 スティーヴ・ウィンウッドが中心となって結成され1967年にデビューしたバンド、トラフィック が2枚のアルバムをリリースした後解散してしまい、スティーヴはその後エリック・クラプトンと 伝説的なバンド「ブラインド・フェイス」を結成するもアルバム1枚で解散してしまいます。21才 のスティーヴが自分の理想とする音楽を創作しようと決意し、新生トラフィックとして作られたア ルバムが70年にリリースされたアルバム『John Barleycorn Must Die』です。当初は全て一人で演 奏して作り上げようとしたらしいですが、初代トラフィックからドラマーのジム・キャパルディと サックスとフルート奏者のクリス・ウッドら盟友の二人が加わり作られました。スティーヴはオ ルガンとピアノ、ベイス、ギター、そしてヴォーカルを担当していてアルバムタイトル曲以外の全 ての曲の作曲をしています。とにかくスティーヴの才能の凄さには驚くばかりですが、ジャンル分 け不能の楽曲達とスティーヴのソウルフルな歌声で構成され、たった3人のメンバーで51年前に作 られたこのアルバムは時代を超えたマスターピースだと思います。 アメリカ・ミシシッピ出身のジャズ・ブルーズ・ピアノ奏者、モーズ・アリソンが1957年から59 年にかけてジャズ・レーベル「プレスティッジ」に録音したものからモーズが歌った楽曲だけを 集めて編集した63年にリリースされたアルバムです。モーズは幼少の時から音楽の才能に恵まれ5 歳の時には耳で聞いたブルーズをピアノで演奏できる程だったそうで、高校に入るとデューク・エ リントンやファッツ・ウォーラーを聴くようになり中でも歌いながらピアノを弾くナット・キン グ・コールにはとても影響を受けたそうです。大学在籍中に軍に入隊し専属のバンドでアメリカ中 で演奏し除隊後には、違う大学に入りなおし文学や哲学を学びました。おそらくこのことは詩を 書くことに大きく影響したと思われます。卒業後に自身のトリオ編成のバンドで南部を中心にナ イトクラブで演奏しながら作詞活動も進めていきます。モーズの詩はとてもユーモアに溢れシニ カルに世の不条理を歌っています。56年にモーズはニューヨークに渡り自身のバンドで多くのレ コーディングをこなします。しかしこれらの音楽はアメリカではほとんど話題になる事はなかった のですが、60年代後半以降になるとイギリスのロックミュージシャンが挙ってモーズの楽曲をカ ヴァーし始めます。ヴァン・モリソン、ジョン・メイオール、ザ・フー、エリック・クラプトン、 ザ・ヤードバーズ、エルヴィス・コステロ、ザ・クラッシュといった壮々たるミュージシャン達 です。1~13はモーズのヴォーカルとそれに呼応する彼のピアノが存分に楽しめる内容で、1416は モーズの的確で想像力に溢れたピアノプレイが聴けるジャズナンバー、15はピアノでもヴォーカル でもなくトランペットで渋く歌っています。 ジャズ・ピアニスト、セロニアス・モンクが1965年にリリースしたソロ・アルバムです。モンク のキャリアは1940年代から始まりチャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらと一緒にビ・ バップの創生に関わり、50年代から60年代にかけて自身のグループで多くの作品を残していま す。作曲家としても「Round Midnight」や「Straight No Chaser」など数多くの名曲を残していま す。オリジナルの『Solo Monk』はスタンダードが8曲、モンクの作曲が4曲の計12曲で今回紹介 するCDは別テイクの9曲を合わせた合計21曲です。モンクのピアノはとにかく独特で他に比較し ようがないと思うのですが、このアルバムは聴くたびに得体のわからない幸福感に自分がどんな状 態でも包まれる不思議なアルバムです。曲に歌詞が無いことが多いジャズの世界ですが、曲名を 知ってただ演奏に身を委ねたり想像を膨らまして快感を感じてみるのもいいかもしれません。
いつもCRANK TOKYOをご愛顧いただき、ありがとうございます。この度、イタリアより新たに入庫いたしました、 ランチア フルビア クーペ(サラトガ ホワイト)をご紹介するタイミングに合わせまして、4台の70年代モダンクラシックカーを同時にご覧いただける機会を設ける運びとなりました。大変急なご案内となり恐れ入りますが、ドイツ車 2台、イタリア車 2台とそれぞれの特徴を楽しめる貴重な機会にしたいと考えております。皆様ぜひこの機会に実車に触れてみてください! 展示車両:1. LANCIA FULVIA COUPE 1.3S /1972 (Bianco Saratoga)2. ALFA ROMEO GIULIA NUOVA SUPER 1.3 /1975(Marrone)3. BMW 1802 /1974(Malaga Red)4. BMW 1602 /1974(Fjord Blue) 日時:2021. 11. 23 (火) 10:00~15:00場所:CRANK TOKYO 神保町店舗 ※混雑を避けるため、当日ご来店をご希望のお客様には、事前にご予約をお願いしております。下記ボタンより、フォームに必要事項を入力の上、ご予約をお願いいたします。 ■ご来店時のお願いとお知らせ・ご来場の際は、マスクの着用をお願いいたします。・咳、発熱など体調不良がある方はご来場をお控え下さい。・スタッフはマスク着用で接客いたします。・混雑を避ける為、事前のご予約をお願いいたします。
パトゥヴァのメッセで開催されているアウトモトデポカに来ています。 東京とリアルタイムでつながりながらオートモビリアとクルマを物色中。魅力的なアイテムが多数見つかりました。 かなりレアなクルマも皆様にご紹介できないか交渉しています。ご期待ください! アウトモトデポカはクラシックカー中心の見本市で、世界的に最大規模のイベントです。パドヴァの歴史ある美しい街の景観と住人の人柄、美味しい食事は私達を魅了してやみません。
CRANKでは毎月店内BGMを西麻布にお店を構えるQWANG(クワン)のオーナ・バーテンダー長谷川さんに選曲いただいてます。店内では、「今月の3枚」というコンセプトで毎月ご紹介いたしております。 西アフリカ・ナイジェリア出身のドラマー、トニー・アレンと南アフリカ出身のジャズ・フリュー ゲルン奏者、ヒュー・マセケラが初めて一緒に作り上げた2020年にリリースされたアルバムで す。トニーは60年代から同じナイジェリア出身のミュージシャンであり黒人解放運動家でもあっ たフェラ・クティと共に「アフロ・ビート」の誕生から形成に関わり続け80年代にクティと別れ てからはフランス・パリを拠点に自身のバンドやソロ・アーティストとして活動していきました。 1才違いのヒューとは70年代から何度も一緒にレコーディングしようという話はあったそうですが なかなか実現しなかったそうです。そんな中2010年のUKでのツアー・スケジュールが重なった 時、二人はこれを絶好の機会ととらえ、プロデューサーのニック・ゴールド(World Circuit Label の創始者)とともにレコーディングに取り掛かったそうです。ただこの時の音源は、2018年に ヒューが78才で亡くなるまで、約8年間も保管されたままになっていました。結果完成まで約10年 を要した訳ですが内容は素晴らしくトニー曰く「南アフリカとナイジェリアの要素が混ざり合 い、スウィングとジャズがごった煮になったようなもの」と語っています。残念ながらこのアルバ ムのリリース後約1ヶ月の2020年4月30日にトニーも79才で亡くなってしまいましたが、この奇跡 のような1枚を最後に残してくれたことは我々にとって幸運でしかありません。 南アフリカ・ケープタウン出身のピアニスト、ダラー・ブランド(60年代後半から現在に至るま では宗教上の理由でAbudullah Ibrahim=アブドゥーラ・イブラヒムに改名)が1969年10月にデン マーク・コペンハーゲンのジャズクラブ「モンマルトル」で行ったソロ・ライヴを収めたアルバ ムです。当時の南アフリカは厳しい人種隔離政策、アパルトヘイトが敷かれていてイブラヒムや ヒュー・マセケラなどのミュージシャンは活動の場をヨーロッパやアメリカに置いていましたが、 遠い異国の地で鳴らされたこれらの音楽は紛れもなくアフリカの大地や自然を思い起こさせるも ので、「アフリカン・ピアノ」と名付けられたこのアルバムも全編祖国へのメッセージのように 聞こえます。左手は一定のスピードでシンプルなリフを刻み続け、右手で時には流れるようなメロ ディを奏でたり、ファンキーな音階を力強くまるでパーカッションを演奏しているかのように鍵盤 の上を行ったり来たりして、途切れることなく全8曲続きます。アフリカン・ジャズというより は、ソロピアノ・ジャズアルバムの大名盤です。 南アフリカ出身のフリューゲルン奏者、ヒュー・マセケラが1972年にロンドンのスタジオで気心 が知れたミュージシャン達と録音したアルバムです。60年代中頃にアメリカに亡命したヒューは ジャズやロック、ソウルの様々なミュージシャンと交流しながらも、故郷が置かれた状況を音楽 にして世界に発信した「アフロ・ジャズの父」と呼ばれた人です。本来柔らかな音色のフリューゲ ルンは彼が吹くと明るく力強く聞こえます。このアルバムでは同郷のサックス奏者、ドラマー、プ エルトリコ人のベイシスト、アメリカ人のピアニストと一緒にとても素晴らしい演奏をしていま す。南ア出身の音楽家、カイフス・セメンヤの曲や自作曲を多国籍なメンバーで自在なアレンジ で演奏しているまさに「アフロ・ジャズ」の名盤です。